ポスティングの効果はどう測る?|効果測定方法と改善策
チラシを戸建てやマンションに直接投函するポスティングは古くから行われている伝統的なマーケティング手法です。
近年でもポスティングは数多く実施されておりますが、効果計測まで行うことが出来ていない事例が多いです。
本記事はポスティングの効果計測についての解説となります。
目次
ポスティングは効果計測までが重要

ポスティングは効果計測まで行うことで最大限の効果を発揮します。
効果計測ができていなければ、実施したポスティングのどの点が効果的であったのかを判別することができません。
ポスティングは一度だけで終わらせるのではなく、一度目に実施した内容の課題点を改善した上で次の施策を実施していくことが重要です。
しかし、実際のところ、チラシを配布してそれだけで終了してしまっている場合が多いです。
それではせっかくの次に活かせるデータを取得できるチャンスを棒に振ってしまうことに他なりません。
ポスティングは必ず効果計測まで行える設計をした上で実施しましょう。
「Web広告と異なり、紙のチラシで適切な効果計測は難しいのではないか?」という意見もあるかと思いますが、問題はありません。
ポスティングは数十年以上もの間、効果計測を行う方法が模索され続けております。
次の項目ではポスティングの効果計測の方法についても例を挙げて紹介していきます。
ポスティングの効果計測の方法

ポスティングの効果計測には様々な手法が存在しています。
効果計測ができていれば問題ないため、全ての手法に触れる必要はありません。
自社のサービスに合った方法で計測を行いましょう。
予約・来店時に直接確認する
最も簡単な効果計測の方法は「予約・来店時に直接確認する」ことです。
実際に店舗に訪れた顧客に対して「何を見てご来店になりましたか?」と聞くだけでもポスティングの効果を知ることに繋がります。
大抵の顧客は質問に対して答えてくれるため、個別で接客する機会のあるビジネスであれば、まずは直接質問してみるのが良いでしょう。
ただし、この場合の効果計測は属人的になります。
毎回来店した全員に話を聞いてメモしていくと工数が大きくなってしまうため、他の効果計測の手法と組み合わせるのがオススメです。
アンケートを実施する
次の効果計測の方法は「アンケートを実施する」ことです。
アンケートであれば、来店のきっかけ以外に商品や接客の満足度など様々な項目について知ることが可能です。
基本的には接客後にアンケートに答えてもらうことが多いですが、来店前アンケートという存在もあります。
高額商品・サービスを提供する場合は予め「どういったことを期待しているか」を聞くアンケートを実施している場合があります。
そういったアンケートを実施している場合は来店のきっかけは何かを聞く項目を付け足すのが良いでしょう。
アンケート結果は捨てない限り残り続けるものであり、後から入社した人にとっても顧客の声を知ることのできる大切なアイテムになります。
ポスティングの効果計測以外でも活用できる機会の多い方法ですので、可能であればアンケートは設置しておくのがオススメです。
チラシにクーポンを付ける
ポスティングの効果計測を行うのに最も確実な方法が「チラシにクーポンを付ける」ことです。
チラシにクーポンを付け、そのチラシを店舗に持ってくることで割引や特典などを適用できる仕組みにすれば、ポスティングの効果を適切に計測することができます。
特典があれば来店の際にチラシを実際に持ってくる割合が大きく上がりますので、ポスティングの効果を体感しやすいです。
この「チラシにクーポンを付ける」という方法は特に広く利用されている手法です。
実際に自宅に届けられているチラシを確認してみてください。
ファミレスの割引クーポン、ラーメン屋のからあげ無料券、靴の割引券など様々なクーポンが付いていることでしょう。
こういったクーポンをチラシに付ける際に注意すべき点ですが、このクーポンは見せれば適用される形式ではなく、使い切りで店員に渡す形式にしましょう。
見せれば適用される形式だと適切な効果計測が難しくなります。
使い切りで店員に渡す形式であれば、実際に何組の顧客がクーポンを利用したのかが後から一目瞭然となります。
チラシ専用の電話番号を用意する
少し特殊な事例になりますが「チラシ専用の電話番号を用意する」のも一つの効果計測の方法です。
店舗来店型のビジネスではなく、電話で予約受付を行う形式であれば、この計測方法が有効になります。
公式ホームページに記載される電話番号と異なる電話番号をチラシに掲載しておくことで、実際に予約してきた顧客がどこから流入してきたのかを判別することができます。
この方法は通信販売系のビジネスで利用されることが多いです。
電話番号を複数用意することが必要であるため、場合によっては準備が他の手法よりも面倒かもしれません。
しかし、電話予約が強いビジネスであれば簡単に効果計測できるため、導入してみても良いでしょう。
チラシにQRコードを付ける
チラシからWeb予約・申込みに繋げる場合は「チラシにQRコードを付ける」という効果計測の方法もあります。
チラシに付けたQRコードを読み取るとWebサイトが表示され、そこから予約・申込みすることで特典が適用される形式などがあります。
チラシ経由専用のサイトを表示させれば自動的に効果を計測できます。
また、QRコードを読み込むことで自社アプリのダウンロードに繋げる場合などもあります。
QRコードを用いればリアルとWebを繋げて計測することが可能です。
しかし、課題としてWebに強くなければそもそも導入が難しいという点があります。
自社アプリは勿論のこと、チラシ経由専用のサイトを作るのにも、外注する場合は大きく予算が必要になります。 社内開発が難しい場合は他の効果計測の方法を用いたほうが費用を抑えることができます。
ABテストを行う
最後に効果改善の方法として「ABテストを行う」があります。
前述の効果計測の方法にABテストを組み合わせることでポスティングの効果を最大化させることが可能です。
実施したポスティングの効果を上げるには「どこを改善すれば良いか?」を判断することが必要になります。
そこで実施するのがABテストです。
まず一部の文言やクーポン内容を変えた複数パターンのチラシを作成します。
その複数パターンのチラシをエリアやタイミングをずらして配布します。
その後、前述の方法で効果計測を行い、チラシによって数値に変化があったか判断します。
このように複数パターンのチラシを出し分けて効果を計測することで、どういった訴求が効果的なのかを見つけ出すことが可能になります。
これを繰り返し続けて最適化していくことでポスティングの効果は最大化します。
ポスティングの最適化を依頼するなら

ここまでで解説したようにポスティングは効果計測まで行って最適化していくことが重要です。
しかし、自社内に知見がない場合は適切なポスティングを行って改善していくことは非常に難しいです。
その場合は専門的な知見を持った支援会社に依頼するのが良いでしょう。
メディアポストインフォメーションでは、ポスティングの戦略設計からチラシの作成、配布と効果計測まで全て支援可能です。
ポスティングについて相談したい点がある場合は下記フォームからお問い合わせくださいませ。