折込チラシとポスティングの違いは?どちらが効果的か
伝統的なマーケティングの手法として「新聞折込」や「ポスティング」というものがあります。
この2つは似た手法ではありますが、様々な点で異なっている部分があります。
本記事では新聞折込とポスティングの違いについて解説し、どういった場合にどちらを選択すれば良いのかまで解説していきます。
目次
新聞折込とは?

新聞折込とは印刷したチラシを新聞の中に挟み込んで、新聞と一緒に配達してもらうことを指します。
新聞に挟み込んで配達するため、配布先は新聞を購読している家のみとなります。 新聞の読者層は年々高年齢化しており、新聞折込はポスティングと比べて高年齢層に向けたアプローチが有効です。
ポスティングとは?

ポスティングは印刷したチラシ・パンフレットなどをマンションや戸建てに配布することを指します。
こちらは直接配布するため、新聞折込と違って対象エリアの全ての人にアプローチ可能です。また、配布の方式も「ローラー配布」と「セグメント配布」の2パターンがあります。 ローラー配布では対象エリアの全住宅に配布を行います。セグメント配布では配布先を「マンションのみ」など指定し、ターゲットを絞って実施します。その分、セグメント配布のほうがローラー配布より配布にかかる費用は大きくなります。
新聞折込とポスティングの比較

この項目では新聞折込とポスティングについて、様々な点から比較を行っていきます。
それぞれにメリット・デメリットがございますので、自社の方針に合った方法を選択しましょう。
配布エリア
一つ目の違いは配布エリアです。
ポスティングではエリアを指定して実施できます。指定できるエリアも「~丁目」など細かな部分まで設定して配布をすることが可能です。また、セグメント配布なら更に細かく配布先を設定することが可能です。
それに対し、新聞折込では細かなエリア設定はありません。大まかに「このあたり」という範囲の指定はできますが、ポスティングほど細かな設定はできません。言い換えると、細かく設定する必要がないため楽であるとも言えます。また、配布先は新聞を定期購読している層に限られます。
配布スピード
二つ目の違いは配布スピードです。
新聞折込とポスティングでは新聞折込のほうが早く配布することが可能です。
新聞折込は毎日配布されている新聞にチラシを挟み込むため、別途配布のための人員を確保する必要がありません。
注文から数日以内に折り込みが完了するという早さは新聞折込の大きなメリットです。
ポスティングは各住居に順に配布を行っていくため、新聞折込と比べて時間がかかります。エリアを細かく指定していれば、その分配布にかかる工数も大きくなってしまうため、時間は更にかかってしまいます。
また、天候の影響もあります。新聞は濡れ対策でビニールに覆われた状態で配布されますが、ポスティングの場合は濡れ対策は基本的に行われません。そのため、雨天時にポスティングは延期される場合もあります。
費用
三つ目の違いは費用です。
基本的には新聞折込の方が安くなります。
配布エリアによって値段は異なりますが、新聞折込は1枚につき3~5円ほどであることが多いです。
ポスティングは1枚につき3~9円ほどであり、新聞折込より少し高くなります。ポスティングは新聞折込と比べて配布エリアごとの値段差が非常に大きいです。1軒1軒配布して回る都合上、東京など人口が密集している都心部は配布が簡単で費用は少なくなります。しかし、人口の少ない地域では配布にかかる工数が大きくなってしまうため、その分費用も割高となってしまいます。
また、ポスティングではローラー配布とセグメント配布でも料金が異なります。ターゲットを絞れるセグメント配布では反響率を高めることができる代わりに、値段が少し高くなります。自社の商品は配布先を絞るべきなのか、それとも費用面を重視するべきなのか考えた上で、ローラー配布かセグメント配布かを選択しましょう。
費用については配布エリアごとの地域差がありますので、どちらを使う場合でも必ず確認が必要です。
反響率
四つ目の違いは反響率です。
基本的にはポスティングの方が反響率は高くなります。
ポスティングの場合は直接投函されたチラシをユーザーが確認するため、実際に見てもらえる可能性が高いです。また、セグメント配布などによってターゲティングが可能であるため、顧客にしたい層に向けてピンポイントで訴求することができます。
新聞折込の場合はあくまでも新聞がメインのコンテンツであり、複数のチラシがまとめて折込されている場合は見てもらえないまま捨てられることも多いです。ただし、いつも利用しているスーパーの割引チラシを定期的に新聞折込で配布している場合などであれば、主婦からの反響率は高まります。
反響率の比較はあくまで傾向の比較であるため、配布するチラシの内容や提供する商品によって大きく作用されます。
新聞折込とポスティングのどっちが良い?

新聞折込とポスティングはそれぞれに強み・弱みがあるため、一概にどちらが良いということはできません。
自社の提供しているサービス・商品をプロモーションする手段としてどちらが適しているかで判断するのが良いでしょう。
例えば若年層向けの商品を売りたい場合はポスティングのほうが効果的です。新聞折込では新聞購読者にしか届かないため、新聞の購読率が低い若年層にアプローチするのは非常に難しいです。
その場合とは逆に、高年齢層に低コストで広く配布したい場合は新聞折込が有効です。高年齢層の新聞購読率は高く、新聞折込であればコストを抑えつつスピーディーに大量の配布が可能です。
自社の商品を見直し、誰に対してアプローチするのが効果的かを考えた上で新聞折込とポスティングのどちらを利用するか判断しましょう。
新聞折込・ポスティングを実施したい場合
新聞折込・ポスティングを今までに実施したことのない企業が自社のみで実施するのは非常に難しいです。そのため、新聞折込・ポスティングを実施したい場合はそれぞれの知見を持った企業に相談するのがオススメです。
新聞折込・ポスティングを実施するには、チラシの作成・チラシの配布・効果検証の3点が必要となります。チラシの作成にはデザインの作成と印刷が必要です。
デザインの作成は社内に制作できる人材がいない場合は外注することになるでしょう。その際、マーケティングの知見がなければ効果的なチラシを作成することは出来ません。
また、印刷についてはほとんどの企業で外注となるでしょう。
今まで新聞折込・ポスティングを行ったことがない場合は、こういった外注が必要なものの制作を進めていくことが難しいです。
こういった点は新聞折込・ポスティングについての知見がある企業の力を借りて進めるのが良いでしょう。
メディアポストインフォメーションでは、今まで新聞折込・ポスティングを行ってきた実績や印刷会社など関係各所へのコネクションもございます。
簡単な相談からでも受け付けておりますので、下記フォームからお問い合わせください。