ポスティングの効果が出ない?|効果的なポスティングのやり方
自社の商品・サービスを知ってもらうために、チラシやパンフレットをポストに投函するポスティングは伝統的なマーケティング手法です。
近年ではWEB広告が数多く取りざたされていますが、ポスティングも昔と変わらず効果的なプロモーションの施策となっております。 本記事では「ポスティング」について効果的に実施するための方法をまとめております。
目次
ポスティングとは?

ポスティングとはチラシ・ビラ・パンフレットなどの販売促進用のメディアをポストに投函するマーケティング手法のことを指します。
日本におけるポスティングは古くは江戸時代から行われていたとされています。 ポスティングなら投函されたチラシを見込み顧客が直接確認するため、目に入っても実際に見られているかわからない形式の広告と比べて費用対効果が高いと言われております。
ポスティングの効果が出ない?
ポスティングの効果が出ない場合はポスティングの戦略を見直すことが必要です。
ポスティングは費用対効果が高い広告とされていますが、ただ大量にチラシやパンフレットを投函するだけでは意味がありません。
適切な目標設定を行ったうえで、戦略設計を行い、投函した後は効果計測まで行うことが重要です。 成果が出ない場合の多くは適切な目標設定と目標達成のための戦略設計ができていない可能性が高いです。
効果的なポスティングの方法については本記事でも解説しておりますので、それぞれの項目で適切なアクションができているか確認しましょう。
効果的なポスティングの方法

効果的なポスティングを行うには注意すべき点が多々あります。 この項目では効果的なポスティングの方法についての解説となります。
ターゲティング
ポスティングを行う上でまず考える必要があるのが「ターゲティング」です。
誰に対してチラシ・パンフレットを配り、商品を購入してもらうのかが決められていなければポスティングで成果を上げることは難しいです。
いったいどういった人物に商品を手に取ってもらいたいのか、ターゲットの年齢・性別・年収などの属性は何か、自社の商品・サービスに合わせて設計することが必要になります。
ターゲットを決めるときは実際に今来ている顧客から考えるとわかりやすいでしょう。
自社が提供している商品・サービスはどういった顧客に響く商材なのか、顧客の共通項を洗い出してターゲティングを行うことが重要です。
また、既存顧客とは異なる新たな顧客層を狙うのも一つの戦略です。
新規顧客を開拓し、収益を大きく増加させることも可能です。
しかし、その場合はやり方によっては既存顧客の離脱を生む可能性もあるため、誰を新規ターゲットにするか、どう新規ターゲットにアプローチするかは慎重に考える必要があります。
配達エリア
「配達エリア」もポスティングの重要なポイントの一つです。
自社のサービス提供区域から離れすぎるとせっかくポスティングを行っても来店してくれる可能性は低くなります。
通販やオンラインで提供されるサービスの場合は店舗との距離を考える必要はありませんが、配達エリアによって居住している人の傾向が大きく異なるため注意が必要です。
ターゲティングと配達エリアは連動しています。
学生の子供を持つ家庭の多い団地であれば学習塾のチラシやパンフレットは効果的ですが、学生のいない地域に学習塾のチラシ・パンフレットを投函しても効果はないでしょう。
誰に興味を持ってもらいたいのかを考えた上で、配達エリアを設定することが重要です。
チラシ・パンフレットのデザイン
ポスティングで成果を上げるにはチラシ・パンフレットの「デザイン」も重要です。
これは単におしゃれなデザインのクリエイティブを作れば良いというわけではありません。
見た目が格好良い・綺麗なデザインでも、ただ見た目が良いだけでは効果は出ません。
重要なのはチラシ・パンフレットを手に取った人が「こちらの伝えたいメッセージ」を簡単に理解できることです。
投函するチラシ・パンフレットで伝えたいのは「商品のメリット」なのか、「割引」なのか、「無料体験」なのか、「ユーザーの声」なのか、どの情報を伝えたいのかを考えた上でデザインすることが必要です。
まずはポスティングの目的を設定し、それに合わせてどういった情報を伝えるか決めてデザインを作成しましょう。
効果測定
「効果測定」もポスティングでは非常に重要なポイントです。
ポスティングを行っただけで満足してしまっては次回に活かすことができません。
ポスティングを行う際は効果測定まで合わせて行いましょう。
売上・問い合わせ数をポスティングの前後で比較することも大切ですし、チラシに割引券を付けて実際に持ってきて貰うことも有効です。
「チラシを切り取って持ってきたら○○円割引!」などであれば、実際に顧客がチラシを持ってくるためチラシの効果を簡単に確かめることができます。
チラシ・パンフレットで訴求したい内容によって適切な効果計測の方法は異なりますが、ポスティングの効果を検証できるように仕組みを整えておくことが何より重要です。
商材によってはツーステップマーケティングが有効

ポスティングで効果を出すのに有効な手段として「ツーステップマーケティング」というものがあります。
ツーステップマーケティングとはその名の通り、2つの段階を踏んで商品を購入してもらうマーケティング手法です。
直接商品を購入させるのではなく、最初は無料体験や試供品を提供し、商品について知ってもらった上で本来売りたい商品の購買へ繋げます。
ツーステップマーケティングは商材が高額な場合や月額料金で提供されるサービスにおいて特に有効です。
ポスティングでもこのツーステップマーケティングを利用することで成果に繋げることが可能です。
事例として学習塾のチラシなどが有名です。
チラシで初回授業無料など1ステップ目の訴求を行い、興味を持ってもらった上で契約に繋げます。
その際、前述の効果的なポスティングの方法と組み合わせることで成果を最大化できます。
ツーステップマーケティングについてはこちらの記事でも詳しく解説しておりますので、よろしければこちらもご確認ください。
効果的なポスティングを実施したい場合

ここまでで解説した方法でポスティングを行えれば良いですが、自社内にポスティングに関するノウハウや実績がない場合は自社のみで実行に移すのは非常に難しいです。
そういった場合はポスティングについての知見があるマーケティング支援会社に相談するのが良いでしょう。
メディアポストインフォメーションでは、今までポスティングを行ってきた実績やポスティングに必要な印刷会社など関係各所へのコネクションもございます。
簡単な相談からでも受け付けておりますので、下記フォームからお問い合わせください。